ふくらはぎが痛い方

筋肉であればどこにでも肉離れを起こす可能性はあるのですが、一般的には筋力が強く負荷のかかりやすい場所に肉離れが起こりがちです。

肉離れを起こす代表的な筋肉が下腿三頭筋です。

特に内側頭下部の肉離れ（筋挫傷）はテニスレッグと呼ばれています。テニスでは前後・左右へのターンと踏ん張りが多く、ふくらはぎの筋群を酷使します。このときの踏ん張る（足首の底屈）力と走る時の勢い（慣性の力）によって、筋肉が損傷します。
 

もちろんテニス以外でも起こります。
バレーボール、バスケットボール、バドミントンなど、床面と摩擦が強いスポーツは要注意です。また、コンタクトのあるスポーツ、サッカーやラグビーなどでは、スパイクなどが直接ぶつかることによっても肉離れは起きます。

下腿三頭筋は、内・外側腓腹筋（ないそく・がいそくひふくきん）とヒラメ筋の総称です。いわゆるふくらはぎの筋肉が下腿三頭筋にあたります。

人間は重力の影響で必ず下半身に血液は溜まりやすくなっています。その結果、夕方になるにつれてむくんでしまったりします。そんな下半身に溜まった血液を心臓に返すポンプの働きをしてくれるのが、ふくらはぎです。

しかし、ふくらはぎの筋肉は疲労しやすく、硬くなったりしこりができたりして、しっかりとその役割を果たせなくなってしまいます。